私たちの身の回りには、
普段何気なく使っている物から、絵画に至るまで様々な色が溢れています。
私たち大日本塗料が「色」のプロフェッショナルとして
「色」についての色々なお話をご紹介いたします。
8 世界最古の洞窟壁画の塗料
「アルタミラ」

スペインはカンタブリア州人口約4.000の小さな町、サンティジャーナ・デル・マル。
スペイン人が「スペインでもっとも美しい村」として選んだ場所...
右を見ても左を見ても、とーっても穏やかな緑に囲まれて、中世そのままの風景。
暖かな色合いの石造りのかわいらしい建物が並んでいます。
ちょっと憧れちゃいますね。

町から洞窟まで約2kmの登り坂を、牛や馬、羊が草を食む長閑な光景と新鮮な空気を 楽しみながらの〜んびり歩けば、やっと到着・・・。どっこらしょ、っと。

見上げればそこにある洞窟、アルタミラ。
スペイン世界遺産にして、世界最古の洞窟壁画のある場所です。 壁画というからには絵が描かれている訳ですが、何で描いていたのか?

それは、ホモサピエンスお手製の塗料を使っていたのです!!


さて、その作り方。
赤=赤鉄鉱、黄色=褐鉄鉱、白=パイプ粘土やカオリンなどの石を、岩の上で 粉状にすりつぶし顔料にする。水・樹脂(ニカワ?)と混ぜたら、ハイ、できあがり。

何のことはない、シンプルだけど、ほんとうに塗料そのものではないですか! それを動物の毛のブラシや、噛み砕いた植物の茎、小枝、羽根などを巧みに使って 描いていました。

フランスのラスコーと共に有名な、それは紀元前なんと約1万5000年前の壁画。
文化的記録としてのみならず、絵画表現としても、「旧石器時代のシスティナ礼拝堂」 と称されるほどに生き生きと描かれています。

1万5000年前のヒトが、自分の生きた証、見たものの形をとどめることへの情熱、 そして狩りをして生きていた彼らの「生きる願い」が込められた、という背景を感じると あぁ、感慨もひとしお。 でしょう?


1868年、猟師が偶然にアルタミラの洞窟を見つけだす。さらには1879年に、郷土学研究者が 8歳の娘を伴って洞窟内に入り、娘が父親に"Alta mira!"「アルタ・ミラ」(上、見て)と 言って指差した先に、この壁画を発見、アルタミラと名づけられたという説も。1985年、 世界遺産に登録される。残念ながら現在は一般公開は中止されている。
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