私たちの身の回りには、
普段何気なく使っている物から、絵画に至るまで様々な色が溢れています。
私たち大日本塗料が「色」のプロフェッショナルとして
「色」についての色々なお話をご紹介いたします。
14 メキシコの赤は、情熱の赤??!
メキシコシティから飛行機を乗り継いで3時間、そこからバスに揺られて一時間ほど。
メキシコの首都・メキシコシティの北東約50kmにあるテオティワカン遺跡へと向かいます。まっていましたあたりは荒野にサボテンがざくざく生えています。
バスの車内では、いつの間にやらマリアッチが乗り込んできたらしくギターと歌の演奏が始まっていました。
そんなマリアッチのせいでしょうか。。。狭い車内は熱気ムンムン。
そうしてやっと着いたのは、ラテンアメリカ最大の古代宗教都市、テオティワカン。
標高2,000mの高地の為、歩いているだけで息が切れてきます(平地の2/3しかないんですって)。バスでぼ〜っとなった訳もどうやら酸素の薄さもあったみたいです。。。
このテオティワカンは農耕都市でもあり、文字による歴史記述はほとんどなく、彫刻や壁画からしか、それをたどることは出来ません。
現存するオリジナルの「ジャガーの宮殿」にある壁画。これを見ないことには始まりません。息を切らして、なんとか階段を上ると・・あった、あった。
とっても鮮やかな朱色の壁画をみつけました。ジャガーが羽のついたホラ貝を吹いて雨を呼んでいる画です。
さてここで問題。こんなにきれいな赤は何の赤?
ヒントは、わたしがこれを聞いた時、少しムズムズして、なるほどね、と納得しました。こんなヒントで分かるでしょうか・・?
答えは、コチニールです。
コチニールとは臙脂虫の一種で、ウチワサボテンに寄生しています。それを集めて乾燥させ、潰すと、とても美しい朱になります。
虫と聞いてちょっとムズムズ、サボテンと聞いてなるほど、でしょう?

【テオティワカン遺跡】
最盛期(A.D450-650)には、約22平方キロメートルの中に約8.5万人の人々が住んでいたと言われている遺跡。南北アメリカ大陸の他の文明都市や、マヤ文明、アステカ文明などの古代文明のルーツとなった。
都市の南北中央をはしる大通り、「死者の通り」の北端とその南にある月・太陽の2つのピラミッドが有名である。往時は頂上の広場に祭壇があり、神殿として機能していたという。
この遺跡の約90%はメキシコオリンピックのときに復元されたものだが、宮殿にある壁画や遺跡にある多くの彫刻は、当時の美しい形と色彩を今にとどめている。
1987年、世界文化遺産に登録される。
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