私たちの身の回りには、
普段何気なく使っている物から、絵画に至るまで様々な色が溢れています。
私たち大日本塗料が「色」のプロフェッショナルとして
「色」についての色々なお話をご紹介いたします。
13 中国、北京にある世界遺産「天壇」へと思いを巡らせて・・・
中国の朝といえば、通りといわず広場といわず、夏でも冬でもどこでも太極拳!
カセットから流れる曲に会わせてゆったーり太極拳をする人たち。
これ実は、何かの会や団体なんかじゃなく、どこからともなく集まってきて、なんとなく自然とリーダーになった人に合わせてやっているみたいです。
さて、そんな話はおいといて。今回は、中国・北京の「天檀」からお届けしています。
天檀といえば、焼肉。・・ではなく、中国に現存する最大の祭祀建造物。中国の世界遺産に認定されている方の天壇です。
天壇は、天を祀り、明清時代に皇帝が天に五穀豊穣を祈った場所。そのことから皇帝の祭壇という意味があります。
故宮を中心に東西南北に、月檀、日檀、地檀、天檀と並び、その最奥にある祈年殿は、3層の大理石の壇上に建築されており、屋根は青い瑠璃瓦。
でも、瑠璃色だから瑠璃瓦というのではないようです。なぜなら中国の宮殿の瑠璃瓦でもっとも多い色は、黄色。この色は、老中黄と呼ばれ、皇帝以外使うことを許されない、最も高貴な色として国外不出のものだったそうです。
しかし、天檀の瑠璃瓦は深い青の瑠璃瓦。
そのわけは、青の色彩効果にありました。
天檀の青い瑠璃瓦は、見る者に“天”のイメージを喚起し、この“天”のイメージこそ、当時の設計者たちが求めたもので、天壇は当時の人々の天に対する想像や理解に基づいて設計建築されている、という研究結果が出されています。
天を祀り、皇帝が天に五穀豊穣と、民の健康を祈った場所、天檀。
何百年というときの流れを経ても、なお、健康に生き生きと生活できることの価値は変わらないようですね。

【天檀−祈念殿】
明の永楽帝によって、永楽4年(1406年)に施工し14年をかけ永楽18年(1420年)に完成した。
最初「天地壇」として建造され、その後1534年に「天壇」と改称。明・清二王朝の皇帝が天を祭り、祭祀を行った。現存する中国最大の祭祀建造物。
祈念殿の円形の外観は雄大で、釘を1本も使わずに建築されており、金メッキ宝頂が藍色の瑠璃瓦に葺かれ、殿内は28本の楠の柱によって支えられている。 紫禁城、万里の長城と並び、中国有数の世界遺産。
1998年、中国世界遺産(文化遺産)に認定される。
バックナンバー 
17
アフリカ大陸エチオピアのオモ地方からレポート!
16
ポンペイの「ポンペイ・レッド」
15
おめでとう、知床。ありがとう、知床!
14
メキシコの赤は、情熱の赤??!
13
中国、北京にある世界遺産「天壇」へと思いを巡らせて・・・
12
とっても暑い「ナイルの賜物」
11
Buon Giorno! Italiano!
10
歴史の輝きとも呼べる意外な塗料の存在
9
漆の渡来に新たな説
8
世界最古の洞窟壁画の塗料
7
色はおいしい!
6
夏には緑、秋には赤くなったり黄色く なったりするもの
5
○○○心と秋の空
4
「いずれがアヤメか…?」
3
建物の色
2
雛祭り
1
「12月」と「色」の不思議な関係
お問い合わせ先
大日本塗料株式会社

大阪市此花区西九条6ー1ー124
東京都大田区蒲田5ー13ー23(TOKYO REIT 蒲田ビル2F)
電話(フリーコール)0088ー22ー8616〔ハロービューシステムズ事務局〕