私たちの身の回りには、
普段何気なく使っている物から、絵画に至るまで様々な色が溢れています。
私たち大日本塗料が「色」のプロフェッショナルとして
「色」についての色々なお話をご紹介いたします。
10 「歴史の輝き」とも呼べる意外な塗料の存在
韓国、慶州。
慶州の駅を降りて、側のパン屋で買った名前の読めない甘〜いパンにかじりつきながら、ぶらぶら歩く事20分。
ちょっとやそっとじゃ、お目にかかれない風景に出くわします。
広ーい敷地の至る所にある「ぽっこり」。
誰かの設計ミスで大きすぎる「かまくら」が出来たみたいな「ぽっこり」。
しかし、この「ぽっこり」たちこそ、今回の主役、大陵苑(テヌンウォン)大古墳群です。
その中でも、もっとも有名な天馬塚(チョンマチョン)にあるのは韓国最古の絵画ともいわれる大変貴重な「天馬図(チョンマド)」。
これは馬の泥よけに翼の生えた白馬(天馬)が空を翔る姿を描いたもの。
そしてなんと、「夜光塗料」(!)を混ぜたもので描かれていて、夜になると美しく光るというのです。
王の生前の栄光を讃え、暗闇でも光る塗料で装飾を施したのか、王が暗い古墳の中でも天馬に跨がり、道に迷う事なくあの世へいけるようにとの祈りなのかそれとも偶然の産物なのか・・・。 真意は定かではありません。
現在のように、夜、光が豊富でなかった時代の人々の発見や工夫が千年もの時を超えて、再び私たちに新鮮な驚きと感動を与えてくれます。
そしてまた、私たち現代人も新たなる発見と工夫を重ね、この感動を千年先に伝えられる事を願ってやみません。

【慶州】
紀元前57年から約千年もの間、新羅王朝として栄え、668年に朝鮮統一を果たしてから高麗王朝、朝鮮王朝、そして現在へと脈々と受け継がれた歴史ある場所。

【大陵苑(テヌンウォン)大古墳群】
「屋根のない博物館」と呼ばれ、約12万5400坪という広大な土地に、なんと約220基もの古墳が散らばっている。
天馬塚には天馬図の他に金冠や腰帯など副葬品が、約11,500点余り出土しておりこれらは天馬塚古墳内でも公開されている。
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